トリガーポイント治療 出来る理由 改善方法

トリガーポイントとは何か

侵害受容器が発痛物質によって刺激され過敏になったポイントです

どいうことかというと、筋肉内にある硬結(コリ)のなかでも痛みの引き金になるポイントです
そのポイントに触れると、触れられた局所の疼痛とは別に関連痛を引き起こします。

例えば、肩のトリガーポイントを圧迫すると頭に響いたり、腰のトリガーポイントを圧迫するとモモの裏に響いたりするポイントをいいます。

このように筋肉内にできたトリガーポイントで疼痛を訴える症候群を筋筋膜性疼痛症候群といいます。

筋筋膜性疼痛症候群

トリガーポイントからの関連痛は神経の放散痛と類似しており、 トリガーポイントによるしびれ感は神経が圧迫されてると診断をうけるケースが非常におおいです。また疼痛、しびれのような症状のほかに、感覚鈍麻・発汗・めまいなどの自律神経症状を引き起こすこともあります。痛みのため筋力も低下する。視覚や前庭(三半規管)、位置感覚の乱れも生み出す、とJ.G.Travellは『TrP・マニュアル』の中で述べられています。

 

トリガーポイントができる原因

トリガーポイントが形成される原因に長時間の同姿勢保持、または同じ筋肉の酷使が考えられます。

同じような動作を繰り返すことや、ずっと同じ姿勢を維持するなどでも、特定の筋肉を収縮させることとなり、筋肉を収縮させるエネルギーが不足し、筋肉が虚血状態となってトリガーポイントが形成されます。

筋肉は収縮と弛緩作用を繰り返しポンプのような働きをします。このポンプ作用で血液、老廃物を促し新鮮な酸素と栄養素をカラダに行きわたらせることで、質の良い筋肉の状態を維持します

しかし、同姿勢保持、筋肉の酷使はどちらも筋肉の収縮作用しかなされていません
筋肉が癒着を起こしやすくなります。

癒着期間が続くことで筋肉のポンプ作用が失われ筋肉内にトリガーポイントが形成されると考えられています。
この他にも様々な原因が考えられていますが

トリガーポイントが起きる場所

 

トリガーポイント三段階

トリガーポイントは活性度によって次の三段階に分類されます

第一段階(筋硬結)

この段階では日常で痛みを感じる事はありません。しかし身体を指圧すると痛むところがあるという段階です。

通常は身体に備わってる自然治癒力が働いてこれ以上悪化しないのですが、強いストレスがかかったり身体を酷使したり冷えが続くなどした場合、自律神経が乱れ自然治癒力が低下してトリガーポイントを次の段階へ悪化させます。

この段階で患者さんは身体に不調が起きてると感じません。「なんか身体がダルいけどいつものことかな、、、」「ちょっとつかれてるかも、、、。」くらいに症状を捉えてる方が多いようです

 

第二段階(潜在性トリガーポイント)

第二段階はトリガーポイントを指圧すると、その場所だけでなく他の場所へ痛みが響きます。(関連痛といいます)また、

そしてこの段階では「動かす時に痛む」という「動作痛」が起き始めます。物を取るのに手を伸ばすと肩が痛んだり、車の乗り降りの時に腰や股関節に痛みを感じたりします。そうなると身体の状態が気になりやすい方は痛みを確認する動作を繰り返し行ったり、常に痛みを監視するようになります。ココでも自然治癒力が働けばトリガーポイントの活性度は低下していくのですが痛む動作きにして、繰り返しその動作を行う、または身体を動かさなくなりさらに身体にストレスがかかって次の段階へと悪化します。

この段階になるとドコかで治療を受けようかどうか迷われる方が多いようです。

しかし、痛みは気になるもののまだ動けないわけではないので、我慢して仕事や運動を続けたり痛み止めを飲用して自分でなんと解決しようとしてる方が大半のようです

 

第三段階(活性化トリガーポイント)

第三段階になると、じっとしていても痛むといった「自発痛」が起き始めます。動作を起こさなくても痛むので、この時期は強いストレスとなり症状悪化や慢性化につながりやすくなります。

痛みの治療ではトリガーポイントの活性度を低下させることを目的とします。このことを「脱感作」といいます。

感作とは「過敏性が増してる」状態のことをさし少しの刺激でも過剰に反応したり、強い痛みを感じるので過敏性を低減させて過剰な反応や強い痛みを軽減させます。

この段階になると病院や治療院を転々とされてる方が多いようです。痛みに敏感になったカラダや筋肉は痛みから身を守る為、防衛反応で筋肉を過剰に緊張させています。

この時期に強い刺激の治療を身体に与えると、身体に余計な力みが生じて筋肉の緊張が高まりさらに感作度合いも強くなります。

過緊張してる時期に筋肉に必要なのは「脱感作」させる治療です。硬くなった筋肉を力任せに強引に柔らかくする治療は私はおススメしません。

 

では脱感作治療法とはどのような治療法なのか

 

トリガーポイント治療

当院ではトリガーポイントを治療する際

●トリガーポイントを直接アプローチする方法

●トリガーポイントを含む筋・筋膜全体にアプローチする方法

●トリガーポイントを形成する姿勢と日常生活動作をスムーズにする方法

を主に行っています。

 

●トリガーポイントに直接アプローチする方法

虚血圧迫方法

トリガーポイント不活性化させて脱感作させる施術方法です

まず筋繊維が絡み合った筋の緊張体を捜し、その中に感覚が過敏になってる部分、トリガーポイントが生じてる箇所を捜します。

ここで注意していることがあります。

活性化してるトリガーポイントは筋肉の中央部のみに存在するわけではありません。骨の付着部周辺や筋腱移行部にもよく見られます。

トリガーポイントの中に責任トリガーポイントというものがあります。そのトリガーポイントがそこから離れた関節やその周辺の組織に関連痛を起こすという考えがあります。

ですからトリガーポイントの中でも責任トリガーポイントを見極めアプローチしなければ症状の改善には至りません。

その部位をとらえて逃がさないようにしっかり圧迫していきます。

圧迫すると関連痛が起きます。その関連痛が不快感ではなく多少の心地良さが残る限界近くまで圧迫を加えて血流を一旦途絶えさせます。(※5秒~1分間。患者さんの筋肉の状態によります)

その後その圧迫を解放すると停滞していた老廃物が促され、新しい血液、酸素、栄養素が流れ込み、充血状態になります。

これを行うことでトリガーポイントが不活性化されていきます。

しっかり圧迫するといっても、患者さんのカラダが緊張するほど圧迫すると治療効果が期待できません。

通常だと20秒ほど圧迫し続けて解放すると当初よりも痛みが和らいでいきます。

和らいだら筋肉の状態に合わせて少しだけ圧迫を強くします。これを数回くりかえすことで筋硬結が小さくなり

トリガーポイントが脱感作された状態になります。

 

持続的に圧迫するほうが効果的なときもあれば、4~5秒押圧したら2~3秒離すといった方法を繰り返す方法が有効の時もあります。患者さんの状態や症状、筋肉や痛みの和らぎ度合いで使い分けています

 

触手療法

これはトリガーポイントをやさしくつまむ方法です。

押圧するより的確につまんだほうがトリガーポイントの不活性化を素早く促せる場合があります。

トリガーポイントの圧迫に敏感な方や筋肉の過敏性が強いときは時間をかけて硬結を解除していく触手療法を行います。

 

●トリガーポイントを含む筋・筋膜全体にアプローチする方法

トリガーポイントは筋肉内に発生する筋硬結ですが、筋肉は筋膜によってつながっています

関連痛が起きてる筋肉は筋膜と癒着が起きて縮こまってます。

筋肉と同時に筋膜の解放を行うことで、今まで縮んでた筋肉の可動域が広がり、リンパ液、血液、酸素の循環が改善し痛みを緩和する効果があります。

局所のトリガーポイントと同時に筋膜リリースを行うことで治療効果が高まり、高まった効果を長く保つことも可能になります

特に慢性症状を抱えてる方は、痛みをかばうため代償運動を繰り返してます。

局所の施術だけ行うと身体のバランスを崩し、他の箇所に痛みを訴えるケースもあります。

逆に患部には触れず痛みが発生してない側を施術したほうが患部の痛みが改善するケースがあります。

筋肉のバランスを生活背景や代償運動によって起きたカラダの癖から、どこに歪みを生じやすいかしっかり見極め、施術を行うと早期改善につながります。

 

トリガーポイントを形成する姿勢と日常生活動作をスムーズにする方法

腰痛、股関節痛、膝痛、頭痛、肩こり
症状は一括りでも同じ姿勢で痛む、しゃがんだ時に痛む、振り返ったとき痛む
と患者さんによって発生機序は様々です。ですから痛む原因も、痛み方もバラバラです。

先ほどもお伝えしたように、筋肉の癒着が起きるのは日常生活で繰り返し行われる姿勢や動作が原因の一つです。

カラダはなにか動作を起こすとき、捻じれの動作が加わります。

歩く、しゃがむ、座った状態から立ち上がる、ふるかえる

全ての動作に関節や筋肉に捻じれが加わります

癒着した筋肉を筋膜リリースでゆるめたあと日常生活動作からどこに負担がかかり
どの筋肉や関節にねじれがあるか見極める必要があります。

注射で食塩水を筋肉に注入したり虚血圧迫法、触手療法で局所的な筋肉の癒着を取り除いても、普段の生活動作が改善されなければ症状の再発が起きやすくなります。

さらにトリガーポイントは、症状の連鎖を引き起こす点も特徴です。
筋膜で連鎖している他の部分にも緊張が生じて新たなトリガーポイントを生み、症状を複雑にして長引かせることもあります。この連鎖を防ぐために、早期にトリガーポイント、関連筋の筋膜リリースを行うことが重要です。

特に歩行時の足関節の傾きは全身のバランスをくずします


①足部過回内

②脛骨内ねじれ

③膝関節外むき

④股関節内転・内ねじれ

①足部過回外

②脛骨外捻じれ

③膝関節内向き

④股関節外転・外ねじれ

 

これまでの生活習慣の積み重ねが多くの機能的障害、慢性的な症状の連鎖を引き起こします。

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